まだ西暦1000年も行かない頃の日本に『和気清麻呂』という人がおりまして、それなりの政治的地位を持っておりました。ある日、清麻呂君は天皇孝謙、称徳)の逆鱗に触れてしまい、遠くへ左遷されることになってしまいました。ただ普通に左遷するだけでは気が済まなかった天皇は彼の名前を無理矢理変えることにしました。
「お前は今日から和気穢(きたな)麻呂や。清いんやなくて汚いんや」
天皇は更に清麻呂の姉である和気広虫の名前も無理矢理変えることにしました。
「お前は今日から和気狭虫や。広いんやなくて狭いんや」
・・・センスが無さ過ぎる。

追記:孝謙(称徳)天皇には改名癖があったらしく和気兄弟の他にも被害者が存在するらしいことが以下のサイトに記載されていました。
http://funabenkei.daa.jp/yononaka/zakkan/kaimei.html